ふわりやわらかで力強い納豆、牛若納豆の『洛北』(と、納豆に合わないものはインスタントコーヒの粉)
わたしは、はてなブックマークのアプリで、関心ワードに『納豆』を当然設定しています。
なので、このデイリーポータルZの記事も、当然拝読しました。
ですよねー、納豆って何でも合いますよねー。
記事で合いやすさ1位が納豆だったのですが、その理由が、存在感ありすぎ
や全てを上書きしてしまう感じ
とのこと。うん、ここはもう少し掘り下げてほしかった(勝手な意見)。
…まあ、たしかに、その傾向はとても強い、というかそれが理由だとわたしも思うんですけどね(笑)
しかし、この記事は面白かった。というかタメになる。『味』って実に奥深い。
味の時間軸というのも分かります。納豆もじっくり味わうと、口に入れた時の味→噛んでいる時の味→噛んだ後の味、と「トップ→ミドル→ラスト」があると体感しています。
特に納豆は、あの独特の粘りにも味が付いてたり付けられます。なので、口に入れときは納豆表面や「粘り」の香りや味。噛めば大豆とその発酵した味。それが口の中で混ざり、最後に苦味や発酵味などといった後味を強く感じられます。
この内の苦味とかは少量でも味として感じられるとか。
参考記事:
www.amakaratecho.jp
なのでこの後味とは、噛んでたときの味の余韻と、少量でも自己主張が強い味が混ざった味なんじゃないかぁ、などと思っています(素人考えですが)。
ちなみに、逆に『納豆に合わない』という食材も少量ですがありまして、それがインスタントコーヒーの粉です。
これ、カレーなどで隠し味として有名なので納豆に入れてみたらどうか? と、やってみたのですが、びっくりするぐらい合いません。
コーヒーの香りと苦味がね、納豆の納豆たる部分を完全に混ざって吹き飛ばし、よく分からん、とにかくマズい味になります。
不思議ですよね? 納豆+コーヒーゼリーのサンドイッチには合うのにね?
あと、スポーツドリンクの粉(スポーツドリンクパウダー)なんかも合わないと、どこかの記事で見ました。
まあ、逆に言えば合わないのはこれらだけで、ほとんど何でも納豆は合うという話になるのですが。
それでは、今回の納豆です。
当ブログではおなじみ牛若納豆さん。
そちらの納豆で、国産中粒大豆を使った納豆「洛北」です。
牛若納豆「洛北」
シンプルですっきりした掛け紙ですが、「洛北」という“しゅっ”とした文字が目を引きます。
洛北とは京都市街地北部のことで、主に京都市の北区や左京区周辺のことを指します。
「洛」とは平安京、つまり「京都の都」のことなのですが、これは平安時代、都の平安京東部(左京)を中国の「洛陽」に例えたことから来ているそうです。詳しくはこちらのリンクに書かれています。
参考リンク:京都市#地域名
牛若納豆さんも京都市北区に本社を構える納豆屋さん。なるほと「洛北」です。
では開けて、中を見てみます。
綺麗な中粒大豆です。たれからし付き。
そのまま食べてみたら、豆やわらかく、クセのない味。納豆が賞味期限切れ間近だったからかもしれませんが、発酵の味も強し。
糸引きよし。粘りよく、まったり泡立ちます。粘度もやわらかで、もちもち。
豆盛りもまあまあ柔らかく、箸が通りやすく混ぜやすい。
たれとからし、全部混ぜて食べます。
ふわりやわらかい粘りにたれが絡まり、とても美味。
口当たりまろやかで、京都ならではのあっさり味。だけど、発酵した味もしっかりあり力強さも感じます。
さすがは牛若納豆さん。美味しかったです。ごちそうさまでした。