わたしと納豆ごはん

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塩で食す納豆発祥の地・京北の納豆、山国さきがけセンターの『山国納豆』

山国さきがけセンター「山国納豆」

納豆発祥の地はいくつかあります。もっとも知名度が高いのは秋田県横手市。ですが、歴史が古い京都にだって納豆発祥伝説はあります。

それが京北、山国地方です。

「山国納豆」の掛け紙の表面の画像

当ブログでも以前ご紹介しております。

このパッケージの反対側の写真がこちら。納豆発祥に関する記述がされています。

「山国納豆」の掛け紙の裏面の画像

このように納豆と縁深い京北の地。お正月には餅の中に納豆を入れる、または、餅と納豆を混ぜて作る「納豆餅」を食べる習慣がある地域です。

今でも食べているのでしょうか?食べているようです。

www.kyoto-chishin.com

また、このような動画も見つけました。なんと築600年以上のお家で、納豆餅を作ってくれています。これは永久保存版ですね!

www.nhk.or.jp

この納豆餅ですが、昔はもっと広い地域で、正月の三が日に食べられていたようです。それもさまざまなバリエーションがあるようです。こちらはブログ「お豆腐ランド」さんからの引用です。

brandnewfunk.blog.fc2.com

洛北地域の歴史・文化に詳しい中村治大阪府立大教授の調査によると、「納豆もちは旧日吉町や旧美山町のほか、京都市左京区の花背や大原などでも食べられ、作り方や味付けがそれぞれ異なる」ともいう。例えば、旧美山町のある地域では、もちを焼いて塩を加え、練った納豆をくるむ。花背では、白もちやとちもち、よもぎもちを練り合わせ、納豆は黒砂糖をまぶす……だが現在、それらの地域では、ほとんど食べられていない。

記事の後半には「塩を使った納豆もち」についても書かれています。

京北・山国地方では納豆を塩で食すのが昔ながらのスタイルなのだそうです。買った納豆の掛け紙にも書かれています。

「山国納豆」の掛け紙の底面の画像

そして、その塩で食べる食べ方を試してもらうために、この納豆にはたれではなく塩が付いています

「山国納豆」の付属の塩の画像

塩はこの1袋だけで。カップは2カップです。まあ、1カップにこの塩全部使うと、さすがに多すぎます。掛け紙にも「塩はお好みに合わせて様子を見ながら少しずつ混ぜてお召しあがりください。」と書いています。

そして塩と一緒に写っている容器(紙カップ)の写真が、こちら。

「山国納豆」の容器の画像

そして中の納豆が、こちらです。

「山国納豆」の納豆の画像

豆の大きさは大粒。一粒噛めば最初はあっさり。後から豊かな豆味がしっかり広がります。

糸引きの伸びよく、引きもよし、納豆の粘りもほどよく、混ぜればもちもちっとした感触です。

香りはひかえめ。ですが、ちゃんと香るひなびたの納豆のいい香り。

では、塩を適量振りかけて食べてみます。

塩味が豆の味を豊かに引き出します。ほんのり甘さもでてきます。納豆自体の味がいいんでしょうね。

粒も大きめなので、食べ応えも十分あります。

そして塩を足して調整しながら…、おっと入れすぎた。

塩が多めに入った納豆を、しっかり混ぜて食べる。…ん?けっこう入ってけど、これはこれで、なかなか…。いや、美味い!

これは、けっこういけます。塩が多いほうが好みの味です。そういえば、先ほどの納豆もちの書いていたブログでも「塩は相当量を入れるそうで」と書いてありましたね。ただ、塩分が多めなのが気になりますが(笑)

いや、これは新しい発見です。これからは当分、塩多めで納豆を食す日が多くなりそうです。

たいへんおいしかったです。ごちそうさまでした。

sakigake.net

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