濃厚な味わいの熟成納豆、ムソーの『有機カップ入り納豆』
大丸心斎橋店がリニューアルしました。
大丸は大阪の老舗百貨店のひとつ。どう変わったのか気になります。
それで難波のほうに私用で行きましたので、そのついでに寄ってみたのです。
そうです。前回の続きの話です。
このリニューアルでは多くの関西初出店店舗だけでなく、ポケモンセンターや週刊少年ジャンプのショップ、コンビニのローソンといった従来の百貨店ではなかった店舗もあります。
そんなところには目もくれず、目指した場所は地下2階の食品売り場。もちろん納豆棚です。
いや、興味がないワケではないのですよ?この日は時間がなかったので…。
リニューアルしてますからね、前とはちょっと違う納豆売ってるかもと、期待するじゃないですか?
で、寄った結果ですが、以前と変わっていませんでした。
どちらかと言えば、飲食できるフードホールが出来た分、食料品の売り場面積は縮小しています。納豆棚の面積も少し小さくなった気がします。
大丸さんは以前から酒田納豆こと加藤敬太郎商店さんの納豆を数多く置いています。今は酒田納豆は関西でもよく見かけるようになりましたが、「ひきわり」や「えだまめ」はまだ希少。それらがここではほぼ確実に売っています。
ひきわりはまだ食べてないので買って帰ってもよかったのですが、この後いく所かあったので、高島屋で何も買うものがなければ戻ってこようと思った次第です。
結局その高島屋で納豆を買ったのですが。
その買った納豆のもうひとつが今回の納豆です。
それではムソーさんの「有機カップ入り納豆」です。
ムソー「有機カップ入り納豆」
ムソー株式会社。当ブログで初出のメーカーです。ほんま納豆を製造や販売をしているメーカーは、いったい何社あるのでしょうか?
側面を見れば商品の表示項目の下に「製造所 山口食品」と書いています。つまりは豊能の山口食品さんの納豆です。プライベートブランドではよくある話です。
では納豆のご紹介。掛け紙を外しカップを出してみます。
写真はフタであるビニールをはがした画像です。たれとからしが見えています。
そして、その下にある納豆がこちら。
ん?ちょっとチロシンができているように見えます。これはアミノ酸の結晶で、納豆の熟成が進むとよく表れる物質。舌触りや食感が悪くなるとも言われ、劣化指標のひとつですが、よく熟成している証拠とも言え、この食感が好きという方もおられるそうです。
大きさは中粒程度、色は濃い目。これも酵素による分解が進み、よく熟成している証拠です。
匂いは強いです。アンモニア等の匂いもしっかり。これもよく発酵した証拠。
少し口に運びます。豆は非常に柔らか。舌触りは当然ねっとり。
そして味濃厚。強い豆味の発酵味。全体的に発酵特有の酸味も少し。でも不思議とそれが気になりません。なんでだ?
旨味が後味までしっかり続きます。とても濃い味。これが原因でしょうか?
これだけ濃いと塩より濃い目のタレが合うはず。実際、付属のタレは濃いめの味です。
全部混ぜて食べてみます。
全体的に濃い味だが、不思議とくどくなく、さらっと食べられます。濃厚だけどクセのない味。
…いやクセはある。でも嫌じゃない、どちらかと言えば好きな味です。
つまりは美味い!もりもり食べれます。
味が濃いので、ご飯や酒の肴なんでもいけそう。納豆の「発酵・熟成」の美味しさが十分に堪能できる納豆です。
これも美味いなぁ…。さすがは山口食品さんです。
たいへん美味しかったです。ごちそうさまでした。
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