さっぱりなのに深い味、山下食品の『響』
今回も年末年始頃に食べた納豆が続きます。
といのも、最近はいろんな納豆、見たことがない納豆と出会う機会が多うございます。
最近は関西でも納豆の棚に並んでいる種類・量が、昔に比べると増えております。
情報によりますと昭和60年頃は大阪の納豆支出額が平均672円。年間ですよ!? 低価格帯の納豆で計算しても、ひと月1商品以下。1パック24円(72円÷3パック)で計算しても年間平均28回しか食べていません。1月で言えば2.3個です。
ちなみにこの頃は、わたしの記憶が確かならばPSPパック2〜3個組が流行り始める境い目ぐらいの時期だと思います。この年代以降は現在の3パックひと組等が多くなりますが、それ以前はPSPパックでも大容量のLパックが主流だったような?
今では大阪でも納豆の支出額は上がっていった(2017年で2757円)のですが、この3パックの納豆が出てきたのも理由の1つだとは思われます。
情報元:
「大阪人は納豆嫌い」は嘘…「好き」過半数、支出4倍 - 産経ニュース
まあ1番の理由は、地元の納豆屋さんが頑張っているからだと思いますけどね。
そんな大阪の百貨店で購入した納豆が、今回の納豆です。
今日の納豆は山下食品さんの納豆「響」です。
山下食品「響」
一見納豆とは思えないオシャレな箱。ですが書かれているように納豆です。
まず目をひくのはやはり「響」という文字。
この文字は松保恵美さんが書かれたそうです。裏面の左下すみに書かれています。
写真にも写っていますが、かわいらしいウサギさんのイラスト。
このウサギは山下食品のマークで、『古来より長寿の願いがたくされたというウサギにそんな気持ちをこめ、山下食品のマークといたしました』とのことです。
「HIBIKI」と書かれた側面
そしてそして、もう1つ特徴的なこちらの文字
漢文の文字は「納豆有時心和」と書かれています。日本語で言えば「納豆あるとき心和む」という意味です。わたし自身は納豆があるときは和むというよりは踊りがちです。
箱を開けますと、こちらの容器が2個入っています。
もとは「納豆職人」という納豆。ホームページにも書いています。しかもこの納豆、納豆鑑評会で数々の賞の受賞歴がある有名な納豆です。
この容器のフタを開けたものが、こちら。
たれとからし(平群商店)が見えます。
さらにその下の納豆がこちら。
ご覧のとおり少し片側によっています。
実はこれ、冷蔵庫に「響」の文字が正面に来るよう――つまり横に置いていたいたためです。いやね、妻が勝ってきてくれたものだったので、どっちが上か横か分からなかったのですよ(笑)
寄ったところで、味は変わらないはずです。
まずいつもどおり、そのまま食べてみます。おお…、めちゃやわらかい。
とっても柔らかい大粒大豆です。食感ももちっと。
豆味はあっさりでさっぱりめ。後味に苦味や発酵味あり。深い味わいです。香りは大豆の風味ふわり。
混ぜてみればほどよい粘りと糸引き。この柔らかさなのに型くずれしにくく、しっかり混ざります。ギリギリのやわらかさに蒸煮しているのでしょうか?すごい技術です。
全部混ぜて食べてみます。
柔らかくもっちりした食感にたれと豆の味がからみます。豆味がさっぱりなのでタレ味を強く感じ、同時に豆味もしっかり感じます。
それらが口の中で広がった後にしっかりした後味がやってきます。深いコクと発酵の酸味。とっても味わい深いです。
これがあの有名な山下食品の納豆なのですね…、美味だわぁ~。
たいへん美味しかったです。ごちそうさまでした。