糸ふわり豆味美味の絶品納豆、加藤敬太郎商店の『天明納豆』
まだまだ年末年始の話をするのですが、年末年始にはいい納豆を食べたいと思いますよね?
年始はわたし、手作り納豆やお伊勢参りの納豆を食べたのですが、年末は前回の響納豆と今回の納豆を食べました。
いわずもなが天明8年 (1788年)創業、210年以上の納豆屋さん加藤敬太郎商店さんの納豆『天明納豆』です。
加藤敬太郎商店「天明納豆」
こちらは上の反対側。
山形で古くからある納豆屋さん。地元酒田の名を冠した酒田納豆や塩納豆は有名です。
じつは特選のほうの塩納豆には、この天明納豆を使っているとのことです。
今回の納豆は天明納豆。この「天明」とは創業した時代の「天明」から取っているということがパッケージ底面に書かれています。
書き写しますと。
山形県産大豆は世界の主要穀物地帯とほぼ同緯度にあり、日本国内で恵まれた環境条件(気候・土壌等)で栽培されています。
本品名は、江戸時代・天明年間(1788年)の商業につき商品名としました。
このように書かれています。
肝心の納豆ですが、まず1カップ取り出したものがこちら。
中にたれとからしが見えます。蓋を開けた画像がこちら。
そしてその下、納豆の画像がこちらです。
非常に明るく淡い色の肌色大豆。きれいな大豆です。豆の大きさは中粒ぐらい。
そのまま数粒食べれば歯応えしっかり。豆味豊富。風味もよい。癖なくいやみがない味。ただ美味しいと感じられる豆味。そして後味じわり。おいしい。
香りはひかえめ。だけど、ひなびた納豆の香りはちゃんとします。
糸引きはしっかり。持続性高く、そのまま空にふわりと浮くほど。
粘りも良好。ほどよい粘度で混ぜやすく、それでいてしっかい粘る強さも持っている。
たれからし全部混ぜて食べてみます。豆がおいしいが、タレが豆に足りない味で最初強めに感じ、それが舌に意識を向けさせます。その後にくる納豆本来の味。後味までしっかり感じられる豆味。
予想を裏切るどころか、超えてくる美味さ。たいへんおいしかったです。ごちそうさまでした。