わたしと納豆ごはん

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ご当地納豆の醍醐味いっぱい、山崎商店の『大佛様のらほつ納豆』

山崎商店「大佛様のらほつ納豆」

当ブログでは以前、奈良にある3つあった大仏納豆の話を何回かしています。

その中の「大佛納豆」がなくなり、「らほつ納豆」になっていたことをご報告したのは一昨年のこと。

リンク:小金屋食品の『しその香納豆』と、「大佛納豆」が「らほつ納豆」に(たぶん)変わった話

実は「らほつ納豆」は正確ではありません。正確には「大佛様のらほつ納豆」です。記事タイトルもそちらです。でも長いので、記事内では「らほつ納豆」とします。

販売者は山崎商店さん。

www.omamechan.com

地元(奈良県)の原料にこだわった豆腐や揚げさんなどを作っておられるお店です。

「らほつ納豆」の裏側の画像

ちなみに山崎商店さんのホームページの商品紹介には「大佛納豆」がありますが、ホームページからの販売は一時停止しております。

この「らほつ納豆」の掛け紙には、外側の掛け紙で見にくいですが、山崎商店さんの住所が書かれています。そして、もう一つ住所も書かれています。

「らほつ納豆」で販売者や製造者が書かれている部分の画像

こちらは製造者で、大阪府東大阪市上四条町と書かれています。

この住所を見てピンと来ませんか? そうです大阪で有名な納豆屋さん小金屋食品さんとも縁が深い東大阪の納豆屋さん山重食品さんです。これはビックリ! よもやよもやです。

以前の大佛納豆のときは、そうじゃなかったような…? 名前が変わったのは、そういう変化もあったからでしょうか?

そう言えば、以前の大佛納豆だったときと比べて、納豆の味がぜんぜん違う気がします。

では、どんな納豆かと言えば、少しお待ちを。まずは外側の掛け紙を取った画像から、ご覧ください。

「らほつ納豆」の外側の掛け紙を取った画像

こちらの掛け紙、じつはシールで容器に張り付いています。

右側に書かれた文言は、日本最古の歴史書古事記」にでてくるもので、ヤマトタケルが亡くなる前に、故郷の大和を懐かしんで歌った思国歌くにしのびうたとしても有名な歌です。

書かれているものをそのまま引用して書き出しますと。

大和はくにのまほろばたたなづく青垣山篭れる大和し美わし

意味は桜井市観光情報サイトから引用しますと大和は国の最も素晴らしいところ。どこまでも続く青垣。山に籠っている大和はうるわしい。とのことで、「まほろば」とは「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の日本の古語です。

ちなみに別の側面には、次のようなものも書かれています。

「らほつ納豆」で注意書き?が書かれた面の画像

それではこの掛け紙をはがし、フタを開けた画像がこちらです。

「らほつ納豆」のフタを開けた画像

たれとからしが見えます。作り手は平群商店さん。

そして納豆が、こちらです。

「らほつ納豆」の納豆の画像

淡い色した綺麗な納豆です。

フィルムをはがせば、ひかえめだけど、しっかり力強い大豆の香りがふんわりします。混ぜれば納豆独特の香りもふわり。

少し粒をすくえば糸引きは軽やか。伸びもよし。粘りはほどよい強さ。

噛めばほどよい固さで、もっちりさくさく。味は大豆の甘さがきわだち、その中になんとも言えない独特の豆の味がして、少し苦味もあります。

たれとからしも全部混ぜて食べてみます。

なんと、たれやからしの味に負けないほどの強い独特の豆味が、たれやからしの味とうまくマッチし、独特の味が口の中いっぱいに広がります。

きっとこれが、この大豆の味なんでしょうね。使われている大豆は奈良県桜井市で栽培されているサチユタカ。たんぱく質が多く、豆腐に適している大豆なのだそうです。

しかしこの納豆、独特の美味しさがありますね。なんともいえない風味と美味しさ。くせになる味。なんともいえません。

こちらの納豆を購入した「まほろばキッチン」は、奈良県橿原市なのですが、すぐ隣が桜井市です。そして、この納豆に使われている大豆「サチユタカ」は、その桜井市田原本町で作られています。

なんというか、非常に「ご当地納豆」という感じをとっても受ける、美味しい納豆です。まさに醍醐味。すばらしいです。

ちなみに、ご飯にのっけた画面がこちら。

「らほつ納豆」の納豆ごはんの画像

なんとも言えない美しさですね。いいですね! まほら(素晴らしい)です!

たいへん美味しかったです。ごちそうさまでした。