とても力強いひきわり納豆、パントリー(大友商事)の『なっとうや ひきわり納豆』
わたしのブログでは納豆をよく紹介しているのですが「ひきわり納豆」はあまり紹介されていません。
一つは妻が納豆の臭いが苦手なこと。もう一つは、わたし自身が中~大粒の納豆を好んで食べるからです。
ひとくちに納豆といっても、大きく分けて「粒」と「ひきわり」があります。
粒の納豆は大まかに分けて大粒・中粒・小粒・極小粒と分かれていますが、どれも大豆そのままを原料としています。
対して「ひきわり」は、大豆をひき臼などで挽き割ったものを使用して作っています。
この2つの大きな違いは発酵の差です。ひきわりのほうが納豆菌に触れる面積が多く、また大豆表面にある薄皮も挽き割ることで取り除かれていますので、よく熱が通り、よく発酵しています。
あと挽き割てから蒸したり煮たりして作りますので、食感も味も風味も変わってきます。
栄養面では大豆の薄皮が無い分、食物繊維の量が少なくなっているのですが、その分消化が良く、離乳食にも良いとかなんとか…。
参考リンク:よく寄せられる質問 | おかめ納豆 タカノフーズ株式会社
まあ、いまさらながらの話ですよね(笑)
このひきわり納豆は、全国的に見れば一割にも届かないほどの販売量ですが、東北地方の一部では40%以上と昔から好んで食され続けています。
そのため、こうした地域ではひきわり納豆の製造技術も進んでいて、高品質で美味しいひきわり納豆が多くあるそうです。
参考リンク:ひきわり納豆って、どんな納豆? - 株式会社ヤマダフーズ|おはよう納豆
つまり、ひきわり納豆は東北地方が本場で、美味しいひきわり納豆もたくさんある! ということですね。
ですが残念ながら、関西では東北地方の納豆はなかなか手に入りません。
そんなひきわり納豆で、美味しいと評判の納豆が、今回ご紹介する大友商事さんの「なっとうや ひきわり納豆」です。
大友商事「なっとうや ひきわり納豆」
こちらの納豆、実は納豆探検家の第一人者である石井泰二さんがこの糸引きの強さ、抜群の粘り、粒粒の被り、そして豆味のよさ。とても、関西圏の納豆とは思えません。
と評しているほどの美味しい納豆。
そしてこちらの納豆のシリーズは、以前にも大粒を食べています。
上記リンク先にも書いていますが、一度は食べてみたいと思っていた納豆です。
購入場所は「パントリー」。パントリーでも日や場所によって置いていなかったりするので、なかなか出会えなかったのですが、ようやく見つけることができました。
中はひきわりの納豆。かなり細かく挽き割られているように感じました。以前わたしが食べたアドバンスのひきわり納豆より粒は細かい気がします。
色は少し淡い茶色系。挽いて潰しているから色が薄く見えるのかもしれません。
混ぜると強い粘り。さすがはひきわり納豆です。
ひきわりなので納豆臭が強いのかと思いきや、それほど強くなく、どちらかと言えば爽やかな大豆の香りを感じです。
タレとカラシは無し。このシリーズならでは。
そのまま食べます。今回は素材の味を楽しみたいので塩少々混ぜました。
食感はとても柔らかく、そのまま飲み込めそうな納豆。
そしてひきわり特有の強い発酵味。最初に大豆の甘みが来たと思えば、すぐさま納豆独特の発酵した味がガツンと来ます。
とてもとても発酵の強い味がします。これが本場の味か!(笑)
味・粘りとも、とても力強い納豆です。
これは最後の一品「小粒」も食べてみなければいけませんね。