懐かしさと新しさが共存する納豆、コベクロの『丹波黒納豆』
ある日のお盆ウィーク。サービスエリアでなんと、納豆が売っていました。
場所は西紀サービスエリアの上り。こんなところで、出会うとは思いませんでした。
販売者はコベクロという会社。
リンク:Home | kobekuro
丹波篠山黒大豆の元祖といわれる「波部黒」の産地に生まれ育った7人の農家が発起人となり、生産者の意欲向上と地域の活性化をめざす会社だそうです。
そこが神戸大学篠山フィールドステーションと共同開発をして作られたのが、こちらの納豆です。製造元はあの牛若納豆さん。
牛若さんは以前、立命館大学産業社会学部とのコラボ納豆を作り成功させていますので、実績は折り紙付きです。
参考記事:
ちなみに、この納豆が売られていた場所に、次のようなカードも置いてありました。
記念にもちろん、もって帰りました。
では藁苞を開けてみます。
開ければ袋に包まれた黒豆納豆がありました。
たれも付属しています。
そして、袋から納豆を取り出し、容器に入れて、少しくずしたものが、こちらです。
いいですね!
大粒の黒大豆。とても立派です。
豆の表面は少し乾燥気味に見えます。噛んでみると中はやわらか。上質のスポンジケーキのようなしっとり感があります。
プレーンの味はとてもあっさり。後からふわりと黒豆の風味とうま味が広がります。
納豆の糸は細く弱いほうで、粘りも普通か、それより少し柔らかく、みずみずしさを感じる粘りです。黒豆納豆特有の粘り。
では、たれと混ぜて食べてみます。
たれの効果で豆の旨味がとても引き立ち、味ががらりと変わります。素朴ながら、黒豆のうま味と風味が、口の中にじわりと広がる納豆。これは美味。
昔ながらの納豆に感じる、大豆の美味しさをしっかり味わえる納豆ですが、どこか新しさも感じます。懐かしいながらも新しい、そんな納豆です。
たいへん美味しかったです。ごちそうさまでした。