冷酒に合う?ワサビのちょい乗せなど、ちょっと粋な納豆の食べ方5選
『粋(いき)』という言葉があり、よく「蕎麦を塩で食べるのが粋」なんて言葉を聞きます。
ですが、「粋」という言波自体が何なのかよく分かりません。
「粋」という言葉をWikipediaで調べてもよく分かりませでしたが、要はかっこいいと感じられる身なりや振る舞いのことみたいです。
まぁ、こういった風に堅苦しく考えることが「野暮」なんでしょうけどね。
それは、さておき。
広く知れ渡った「粋」という言波には蕎麦の食べ方に関したものが多いです。
イメージ的なものなのでしょうね、検索してもけっこう「粋な蕎麦の食べ方」というものが出てきます。主にお酒とセットで。
今回はここからヒントを得て、「ちょっと粋な納豆の食べ方」という方向で納豆の食べ方を紹介したいと思います。
(、追記および修正)
ちょっと粋な納豆の食べ方
(以下、少し変なテンションで書いています。)
まず納豆を用意しましょう。スーパーのものでもいいので、できるだけ美味しい納豆を用意します。通販の良質の納豆ならなお良し。
粋に納豆を食べるときには、タレやカラシは使いません。納豆本来の味と香りを楽しむには、タレやカラシなどは邪魔です。
納豆は混ぜても混ぜなくても、どちらでも良い。味で言えば当然混ぜたほうが美味しいが、いっそうのこと混ぜずに食べるのも、飾りっ気がない納豆本来の味という気がして、乙なものです。
あとは薬味です。薬味は粋に蕎麦を食べる時に使うワサビや塩のように納豆の味の邪魔をせず、引き立てるものが良いです。
納豆を粋に食すのにおすすめの薬味は以下の3つです。
山葵(わさび)
粋に食べるのに最も適しているのは山葵です。
食べ方としては蕎麦にのっけるように、刺し身にのっけるように、納豆の上にワサビをのっけて適量をすくって食べます。
この食べ方で食べると、なんと納豆が甘くなります。こんなに納豆と山葵が合うのかと驚愕すること間違いなしです。それを肴に冷酒をキュッと飲めば、もうそれだけで至福の時間。日本に生まれて良かったと叫びたくなります。
あ、ワサビはすりおろすような専門的なものでなくても、市販のチューブ入りのやつでも十分美味しかったです。
でも、すりおろした生わさびだったら、さぞ美味しいんだろうなぁ…。
塩(しお)
素材の味を純粋に味わう時、塩がよく使われますが、納豆もその例外の漏れません。
塩を納豆を一口ほどで食べれる所に、好みの量を適量かけ、箸ですくって食べます。
また、納豆全体に前もってかけておくのもよし。混ぜるよりはそのまま食べたほうが味の変化を楽しめます。
塩は通常の塩でも十分美味しいですが、日本の伝統的な製法で納豆との相性もとても良い藻塩や、ほどよい甘みが納豆とよく合う和洋折衷をまるで地を行くような岩塩との組み合わせなど、美味しく粋に食べれるものが多数あります。あぁ、世界中の塩で試してみたい。
唐辛子(とうがらし)
ピリッと辛いトウガラシは、蕎麦に少しかけ、その部分だけツユに付けずに食べると、蕎麦とトウガラシの相乗効果で香りが引き立ち、非常に風味豊かにいただけます。
同じように、納豆とトウガラシもよく合います。これもまた、十分酒の肴として機能します。
かけるトウガラシは一味唐辛子がいいでしょう。ただし、これは好みと納豆との相性の問題もあるので、七味のほうが良い感じになることもあります。いろいろお試しあれ。
山椒(さんしょう)
山椒は小粒でもピリリと辛い香辛料です。これも納豆と合わせると意外な美味しさを発揮します。
納豆に山椒をかけると、山椒の香りで納豆の匂いがおさえられ、納豆らしさは控えめになってしまいます。
その分、納豆が非常に上品でさっぱりとした味に。この食べ方、意外と有名な食べ方なのですよ。
夏に涼しげな香りを楽しみながら、冷酒でキュッといきたいものです。
柚子胡椒(ゆずこしょう)
柚子胡椒は柚子の香りが納豆を邪魔してしまいそうですが、意外と合い、納豆の豆自体の味を味わうのに適しています。ただ確かに、柚子胡椒自体の香りが強いので、納豆の風味自体は薄れてしまいます。
これは好みが別れる味ですが、私は嫌いではありません。柚子胡椒が好きな方には特におすすめです。
締め
蕎麦を塩やワサビで食べるときは、喉越しや香りを楽しみ、酒の肴として食べるのが粋のようです。
納豆もこれらのように食べると、酒の肴、特に日本酒との相性が抜群で、粋な感じに浸れます。
ぜひ一度、おためしあれ。