大きさ違う三種の豆を味わえる、下仁田納豆の『一人前の味くらべ』
納豆で、ちょっとお値段が高い(といっても100円から300円ぐらいですが)モノの中で、トップクラスで有名な納豆は下仁田納豆さんではないでしょうか。
味もさることながら、メディアへの出演など精力的に活動されている納豆屋さんで、関西の百貨店やスーパーでもよく見かけるようになりました。
当ブログでも過去何回かご紹介しており、そのこだわりの味を堪能させていただいております。
で、その下仁田納豆さんの納豆で、前前から気になっていたものがありました。
それが、今回ご紹介する納豆。豆の大きさが違う三種類の納豆を味わい楽しめる納豆「一人前の味くらべ」です。
下仁田納豆「一人前の味くらべ」
下仁田納豆には、一人食べきりサイズの量の納豆を売っています。それが「一人前」と付いてシリーズ。
通常の下仁田納豆なら80グラムほどあるのですが、この一人前シリーズは50グラム。スーパーでよく売られている納豆の約40~50グラムほどと同程度の量です。
その「一人前」の納豆が、粒の大きさが違う三種類をまとめて販売しているのがこの納豆、「一人前の味くらべ」です。
大きさの違う三種類の納豆を食べ比べることができるなんて、夢のようですね。
どの納豆も経木で包装されています。経木納豆は下仁田納豆のこだわりの一つ。
こだわりといえば、この美しい正三角形の形もそうですね。こだわりがいっぱい詰まった納豆が、この下仁田納豆。すばらしいですね。
では、個別に一つずつ紹介していきます。
一人前の遥
まずは「遥」です。先程も書いていますが、こちらの記事にてご紹介している納豆です。
ですがお恥ずかしながら、食べてから期間が空いているのと、まだ納豆紹介の記事を書き始めてまだ日が浅く、記事内容が「なんだかな~」と残念な内容。
これは、新たに書いておかないといけません!
豆は国産の中豆。歯ごたえしっかりで、さくさくもちもち、そしてしっとり。
プレーンの豆の味は素朴ですっきりした旨み。噛めば、とても強い発酵した味。
タレ、辛子なし。これはその時の体調やお好みでご自身で加減ができるよう、あえて付けていないのだそうです。
まず、軽く塩で食べてみました。なんと甘い。甘み感じる十分な旨み。いいですね、美味しい。日本酒に合いそう。
次に醤油を少しずつ少しずつ足しながら混ぜます。うん、美味い!
醤油だけですが、とても合います。これだけで十分うまい。
素朴な旨味と噛めば噛むほど出てくる味わい深い発酵味。じつにうまい納豆です。さすがです。
一人前の舞
続いては大粒の「舞」。豆が大きいほうが好きなわたしは、次にどうしてもこちらが食べたかった(笑)
豆はとうぜん大粒で国産。歯ごたえは同じくさくもち。大粒なのでしつとりとした食感がはっきり感じられます。
豆周りのぬめりほどよく、粘りもほどよい。糸引きもよい感じ。これだけでおいしそう。
プレーンの豆味十分、素朴な旨味。噛めば豆の真ん中に、よく熟成された発酵味。
今度は最初から醤油を少しずつ足しながら、下仁田納豆さんがテレビで言っていた「右51回、左15回、右5回」と混ぜて食べます。
うん、美味い。豆が大きくなった分、噛みごたえが増え、そして噛めば噛むほど広がる十分発酵された味。
最後にご飯を適量入れ、かき混ぜ、少しの醤油で味を整えて、食す。うんうん、うまい、美味いぞ!!
やはりご飯は合いますね。ガツガツかっこみたくなる衝動をガマンしながら、味わうためにじっくりゆっくり食べる。
味も食べ応えも豊富な、とても美味しい納豆。ごちそうさまでした。
一人前の葵
最後に小粒の「葵」です。
小粒は予想どおり、納豆菌が付く面積が中粒・大粒にくらべ多いので、一番発酵が進んでいました。
まぁ一日に一個ずつ食べたので、一番最後のこの納豆が、一番熟成が進んでいただけなのかも知れませんが(笑)
熟成が進んでいたから、はたまた小粒だからなのかは分かりませんが、納豆の香りが一番しました。
そして、その影響があるのかどうかは分かりませんが、経木の香りも他の納豆より強く感じました。
つまり小粒は香りがよい。
おそらくそれは、発酵が進んでいることに繋がりますので、発酵の味も一番強く感じます。
豆は茶色く、しっとりもちもち。歯ごたえもあり。
粘りも糸引きも強いほう。
そのまま食べると納豆と経木の香りと共にくる強い発酵味。後味に苦味少々。
大粒同様、醤油を少しずつ味を整えながら下仁田流かき混ぜ法で混ぜます。
なるほどなるほど、うん、美味い。
個人的には一番「納豆!」という感じを受けました。
どれも三者三様、とても美味しいです。
大粒は大豆のうま味と発酵味、そして食べごたえや食感も満足できる味です。
小粒は十分熟成された納豆の味、そして香りを堪能できます。
中粒は小粒と大粒の中間。バランスがとれたよい風味と味を楽しめます。
どれも美味しく、おいしくいただきました。
ごちそうさまでした。